ラジオだけが頼り

ラジオだけが頼り「在宅介護の道しるべ」

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ラジオだけが頼り

ほぼ盲目の状態である父は、目から入る情報は全て遮断されました。なので、終日ラジオを聴いています。

近隣の人に迷惑にならぬよう、ハンディタイプのトランジスタラジオをイヤホンで聴いています。だから、すごい情報通なんです。私が知らないことでも良く知っていて、たまに驚かされます。

もし、ラジオがなかったら、どうなっていたでしょう。きっと、孤独感や焦燥感に苛まれ、マイナスイメージで頭がいっぱいになっていたでしょう。そんなことがきっかけで病気を呼び込んだりしますからね。

先日、あるテレビ番組で、ラジオを聴く人は頭がボケにくいと言っていました。音楽中心のFM放送とかではなく、DJの語りが中心のAM放送が良いそうです。

特に、複数のDJで運営している番組を聴くと効果があるそうです。今どのDJが何の話をしているのか、集中して聴くことにより、脳が活性化されるそうです。

ある日、トイレに行く際、ラジオをポケットに入れて行ったらしく、便器の中に落としてしまったそうです。命の次に大切なラジオが・・・

すぐに引き上げたので、一日乾かしたら無事復活したそうですが、それ以来、首からストラップを付けて、落とさぬよう大事にしています。今度、父がいつも聴いている番組に、父が好きな曲をリクエストして驚かせてやろうと計画を立てています。一日も早く、イヤホン無しでラジオを聴かせてあげたいです。

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